ブログ「噴火史情報学入門」第6回

噴火史情報学とは?

 噴火史情報学(Studies on eruptive history and
informatics)は,噴火史研究と情報工学が連携した新たな学問分野で,まだ確立されていません.噴火史研究は海外を含めた学術調査研究の成果を提供し,情報工学はデータベースや論文をICTを活用して効率的に整理・保管する方法を模索します.これらを有機的に統合して,噴火史データを対象とした新たな応用を探ります.ジオパークとの連携や防災への活用など,研究成果の社会還元にも繋がることを期待しています.

 講義科目「噴火史情報学入門」では,受講者は確立された学問に入門するのではなく,今まさに確立されつつある学問分野の構成要素に触れ,自ら組み立てることを求められます.入門は,entranceというよりfrontierですね.
(奥野 充)

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